私たちは、つい自分と周りと比べてしまう生き物です。
”出来ない”という言葉。
実は主語が抜けていて、
「私は(〜と比べて)〇〇が出来ない」
というのが、本当の心の声だったりします。
例えば、
”空を飛ぶことができない”
というのは、自分が出来なかったとしても。
周りもみんな”出来ない”から、そんなに落ち込むことはないと思います。
ただこれが、
”自転車に乗ることが出来ない”
とか
”運動ができない”
とか、みんなが出来そうなことだと、
「私は出来ないんだぁ…」
と、落ち込んでしまう。
出来ない自分に落ち込むというよりは、
"人が出来ていることが、私は出来ない"
と、何かと比べるからこそ落ち込んでしまうのが、本当の理由ではないでしょうか。
ただ、これに気づくことができたのであれば、あなたは今日からカメさんになれるのです。
(・∀・)どゆこと?
今日はウサギとカメの物語になぞらえて、お話ししたいと思います。
あなたに質問です。
なぜカメさんはウサギさんに勝ったのでしょう?
ウサギさんが寝てたから?
カメさんが頑張ったから?
もちろんどちらもあると思うのですが、ウサギさんが負けた理由を考えると、答えが見えてきます。
さてさて。
そもそも、なぜウサギさんは途中で寝ちゃったのでしょう?
"足の遅いカメさんに自分が負けるわけがない"
そうたかを括り、ウサギさんはカメさんにさえ勝てばいいと思っていた。
そう。
ウサギさんはカメさんしかみてなくて、本当は一番大切なはずの"ゴール"を見ていなかったのです。
これがいわゆる、
"自分と周りを比べる状態"
ですね。
かたやカメさんはというと。
ウサギさんが寝てても見向きもせずに(周りと比べずに)、ゴールに向かって、一生懸命歩いた。
周りからどれだけけなされても、
「カメがウサギに勝てるわけないじゃーん!」
とバカにされても、ゴールを目指してひたすら歩いた。
その結果、ウサギさんに勝つことが出来たんですね。
なにが言いたいのかと言うと、周りと比べているうちは、本来の目的であるゴールにたどり着けないということ。
本当の自分の目的に目線を定めれば、周りと比べる暇もなくなります。
ただひたすら、ゴールを目指して歩いてく。
だからもう、周りと比べなくたっていいんです。
比べる必要なんて、ないんです。
比べているうちは、目的(ゴール)を見失ってしまうこともあるからこそ、自分と向き合って、なりたい自分を目指せばいい。
"自分らしく生きていくこと"
それがヨガの目指すところ(教え)であり、本来の目的(健康的な状態)でもあったりします。
だから目線を定めていれば、やりたいことは、きっと叶うはずです。
ウサギさんに勝った、カメさんのように。
Comments